元旦に届かない年賀状の注意点・マナーと期限
「年賀状の準備が遅れて元旦に間に合わない!」と焦っている方も、まだ大丈夫です。
一般的に「松の内(1月7日)」までに相手に届けば、年賀状として送って失礼にはなりません。
遅れて出す際のマナーや、すぐに使える文例・詫び状の書き方をご紹介します。
1. 年賀状として出せる期限は?
年賀状として送れる期間は、基本的に以下の通りです。
- 1月7日(松の内)までに届く場合
→ 「年賀状」として出します(年賀はがき使用)。 - 1月8日以降に届く場合
→ 「寒中見舞い」として出します(通常のはがき等を使用)。
※地域によっては1月15日までを松の内とする場合もありますが、全国的なマナーとしては1月7日必着を目安にするのが無難です。
※1月5日〜6日頃に投函する場合は、配送日数を考慮して「寒中見舞い」に切り替える判断も必要です。
2. 元旦に届かない場合の3つの重要マナー
- ① 日付に「元旦」は使わない
- 「元旦」は「1月1日の朝」という意味です。1月2日以降に届くものに書くのは誤りです。
NG:令和〇年 元旦
OK:令和〇年 一月、令和〇年 正月 - ② 一言「お詫び」を添える
- 遅れたことに対するお詫びを一言添えるのが大人のマナーです。「忙しかった」などの言い訳は書かず、シンプルに伝えましょう。
- ③ 返信なら「お礼」を先に
- 相手から先に届いている場合は、「いただいたことへの感謝」→「遅れたお詫び」の順で書きます。
3. 【ケース別】そのまま使える文例・詫び状
手書きの一言や、通信面の作成にご活用ください。
ケースA:こちらから遅れて出す場合(自分発信)
新春のお慶びを申し上げます
新年のご挨拶が遅れましたこと お詫び申し上げます
皆様にとりまして幸多き一年となりますよう お祈りいたします
令和〇年 一月
ケースB:いただいた年賀状への返信(1月7日着まで)
謹賀新年
早速に心のこもった年賀状をいただき 誠にありがとうございました
新年のご挨拶が遅くなり 申し訳ございません
本年も変わらぬお付き合いのほど お願い申し上げます
令和〇年 一月
ケースC:親しい間柄・友人向け
Happy New Year!
年賀状ありがとう!楽しく拝見しました
年末年始はバタバタしており ご挨拶が遅れてごめんね
寒さが厳しいけれど 風邪など引かないよう気をつけて
また近いうちに会いましょう!
令和〇年 一月吉日
4. もし「1月7日」を過ぎてしまったら?
投函が1月8日以降になりそうな場合は、年賀はがきではなく「寒中見舞い」として出します。
寒中お見舞い申し上げます
新年のご挨拶が遅くなりましたこと お詫び申し上げます
皆様には佳き年をお迎えのことと存じます
(※服喪中につき年頭の挨拶を控えておりました)
寒さ厳しき折柄 何卒ご自愛のほどお祈り申し上げます
令和〇年 一月






















